セブン＆アイ・ホールディングスの株価が、クシュタールによる買収提案の撤回を受けて、前日比9.2％下落し2007円で取引を終えた。

一時は1990円台まで下がる場面もあった。

クシュタールは1株あたり18.19ドルでの買収を提案していたが、提案撤回後に投資家の売りが相次いだ。

株価は昨年8月に1600円程度から始まり、その後2700円台まで上昇した経緯がある。

東京証券取引所は、買収提案撤回の真偽確認のため、一時的にセブン株の売買を停止した。

（要約）

セブン＆アイ・ホールディングス 

　１７日の東京株式市場で、セブン＆アイ・ホールディングス株の終値は前日比９・２％安の２００７円だった。クシュタールがセブンへの買収提案を撤回したため、高値での売却を目的に保有していた投資家の売りが相次ぎ、一時は９・６％安の１９９０円台をつけた。 

　クシュタールはセブンに対し、１株あたり１８・１９ドル（約２７００円）での買収を提案していた。セブン株は、昨年８月に買収提案が明らかになる直前は１６００円程度だったが、買収への期待から買われ、昨年１１月には２７００円台まで上昇した。 

　東京証券取引所は１７日午前、買収提案撤回の報道の真偽を確認するため、午前８時２０分から１０時１５分までセブン株の売買を停止した。