日産自動車のイバン・エスピノーサ社長は17日、神奈川県庁で黒岩祐治知事と面会した。 

　面会後に記者団の取材に応じた知事によると、エスピノーサ氏は追浜工場など県内2工場で車両生産を終了することについて、「工場を閉じざるを得ない結論に至ったことは大変申し訳ない」と謝罪。その上で、地域経済への影響緩和に向けて尽力する姿勢を示した。 

　知事によると、面会はエスピノーサ氏の要望を受け、同日夜に非公開で行った。エスピノーサ氏は「県内経済に与える影響は大きいと理解しているが、それ以外の選択肢がなかった」などと説明。これに対し知事は、「大変残念だ」と応じるとともに、「従業員や経済への影響を最小限に抑える努力をしてほしい」と要望したという。