静岡県伊東市の田久保真紀市長は、学歴詐称疑惑に関する百条委員会に対して、卒業証書ではなく「回答書」を提出しました。

提出期限の15分前に市議会の議長に手渡し、その理由として自己の刑事告訴につながる可能性を挙げました。

田久保市長は今月中に辞職を希望していると明言しています。

百条委員会は市長に対し、証人尋問への出頭を要請することを決定しました。

（要約）

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静岡県伊東市の田久保真紀市長。学歴詐称疑惑を巡り、きょう、百条委員会に提出したのは、卒業証書ではなく「回答書」でした。 

提出期限の午後4時、そのおよそ15分前。田久保市長は市議会の議長らのもとを訪れました。 

伊東市　田久保真紀 市長 

「提出期限となりましたので回答書をよろしくお願いします」 

伊東市議会　中島弘道 議長 

「これは請求していた卒業証書ではないですね。ちょっと待ってください。開封していいですか? なんで卒業証書ではなく、回答書なんですか」 

田久保市長は百条委員会が求めていた「卒業証書」の提出を拒否し、「回答書」を手渡しました。 

伊東市　田久保真紀 市長 

「私は現在、公職選挙法違反で刑事告発を受けています。本件の記録の提出の請求を受けますと、私自身の刑事告訴につながる重要な証拠になるのではないかということで、拒否をさせていただきました。今月中には辞職という形にしたいというのが私の希望です」 

百条委員会はその後、2回目の会合を開き、田久保市長に対し証人尋問への出頭を要請することを決めました。 

TBSテレビ