( 308969 )  2025/07/20 04:25:37  
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参政党の神谷宗幣代表は岐阜市での演説で、参院選での獲得議席目標を20席に上方修正すると発表しました。

自身の党が掲げる「日本人ファースト」については、一部からの「差別」との批判に対して反論し、「反日の日本人と戦っている」と強調しました。

また、演説では自民党への不満やSNSの言論規制についても触れ、参政党が議席を得ることでそれを撤廃する意志を表明しました。

神谷氏は、党が受けている批判や攻撃に対しても毅然とした態度を示し、自らの立場を明確にしました。

(要約)

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参政党の神谷宗幣代表(山田耕一撮影) 

 

参政党の神谷宗幣代表は18日午前、岐阜市内で参院選の同党候補の応援演説を行い、獲得議席目標を予算を伴う法案提出が可能となる20議席に上方修正すると表明した。「日本人ファースト」を掲げ外国人問題を強く訴える同党に対し「差別」といった批判があることに関し、「差別をしたいのではない。反日の日本人と戦っている」と反論した。 

 

■「信長包囲網がすごい」 

 

「全国どこに行っても、プラカードを持ったファンクラブの人たちがたくさん集まって大変だ。彼らが選挙をかなり盛り上げて、参政党の勢いを伸ばしてくれている。ありがとう、ありがとう」 

 

織田信長の像を背後に演説した神谷氏は冒頭、演説内容に抗議する人たちをこう皮肉った。参政を信長に例え、「京都に上洛したあたりかもしれない。これから全国に広げていきたい時に『信長包囲網』がすごい。メディアでは切り取られる、テレビでも一部では偏向報道がある、県知事からもクレームがくる。右からも左からもサンドバッグ状態だ」と語った。TBSや宮城県の村井嘉浩知事らが念頭にある。 

 

神谷氏は「この30年は、グローバリズムのせいで日本人の所得が落とされ、若い人たちは結婚できなくなって子供を産めなくなり、『大変だ大変だ』といって外国人を受け入れて国を変えようとしている。それを止めると言うと『外国人差別だ』などと言われる。われわれは外国人を差別したいんじゃない。反日の日本人と戦っているんだ」と強調した。 

 

■「極左暴力集団」 

 

続けて、「彼らはノコノコ出てくるから、誰が敵か見やすい。極左暴力集団だ。『外国人の権利を守れ』と言うが、普通の日本人が政治に参加して演説を聞く自由を奪っている。まさに人権侵害ではないか」と述べた。さらに「彼らは末端だ。どこかの政党とつながっている。自分たちが応援する政党のところに行けばいいではないか。なぜ人の足を引っ張るのか。『卑怯だ卑怯だ』と言いながら、お前らの方が卑怯だ。日本を愛する日本人をなめるな」と反発した。「減税をして、国民が使えるお金を増やして豊かな国を取り戻そうということの何が問題なのか。それを一生懸命邪魔してくる。こういう人たちが組織を組んで日本を駄目にしてきた」と訴えた。 

 

■「関係者のアカウントが潰されている」 

 

 

自民党に対しても、神谷氏は矛先を向けた。自民の平井卓也広報本部長がインターネット番組で一部のSNSのアカウントについて「消し込んでいる」と発言したと紹介。「これは酷い。どういう基準で消しているのか」と憤った。そのうえで、「恐ろしい。政府が恣意的にSNSや動画を規制し、それを公言している。このままいけば、次の選挙までに選挙でのSNS使用禁止となりかねない。ブチ切れた。露骨に言論統制をしている。参政党も関係者のアカウントがどんどん潰されてきている。これは言論空間の戦争だ。許せない。参政党が議席を取ればSNS規制は撤廃する」と述べ、参院選の獲得議席目標を「6議席」から「20議席」とする考えを表明した。「予算が伴う法律を参政単独で出せる。どこの党が賛成し、どこが反対するか分かる」と支持を訴えた。 

 

神谷氏はまた、参政の公認候補がロシアメディアのインタビューを受けたことで一部に参政がロシアの支援を受けているとの見方があることについて、「私はロシアの人と話したことも会ったこともない」と否定した。ロシアのノズドレフ駐日大使が「人気が急上昇している政党に圧力をかけるのが目的だ」などと発信しているとして、「ロシアの大使のほうが日本の政治家よりまともだ」と語った。 

 

 

 
 

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