( 309181 ) 2025/07/20 08:21:14 0 00 11回、投手交代を終えた後、悔しそうな表情を浮かべ、ベンチへ戻る阿部監督(撮影・西岡正)
「巨人0-4阪神」(19日、東京ドーム)
延長十一回の死闘の末に敗れた巨人・阿部慎之助監督の第一声は「いやあ悔しいね」。先発・山崎と阪神・村上の息詰まる投手戦。「(攻撃陣は)チャンスは作るんだけど。まあ、何を言っても仕方ないね。力の差が歴然としてる」。0-0の延長十一回に相手の主砲・佐藤輝の2ランと坂本の2ランに屈した試合展開を振り返った。
「継投も最後やられちゃったけど、精いっぱいやってくれたんで」と必死に抑え続けた投手陣をねぎらった阿部監督。「多分、結果論でものを言われるんだろうけど、信頼して送り出した。本人のせいじゃなくて僕が使ったんで。申し訳ないなと思う」と被弾した船迫をかばった。
首位阪神との前半戦最後の3連戦へ試合前は「食らいついていくしかないからね。『何とか食らいついていくための3連戦だと思っていこう』って言った」とナインにはゲキを飛ばしたという。「明日もまだチャンスある。明日、明後日勝ったら何の問題もない。そうやって切り替えていくしかないと思う」と指揮官は前を向いた。
首位とは最大10ゲーム差が開き、自力Vの可能性が消滅した。それを指摘されると「そういうのもあるんだけど、試合はずっと続くわけだし。やる以上絶対にあきらめちゃいけない。力のない選手がたくさんいるけども、そういう気持ちだけは持たせるように、言っていこうかなと思う」と自らに言い聞かせるように話した。
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