( 309476 )  2025/07/21 07:33:05  
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 注目される「古古古米」になぞらえ、同時期に登場したクルマを古古古米カーとして評価していくこの企画。2022年に登場した軽BEVの日産 サクラは近距離移動用と割り切ったコンセプトでヒットしたが、その味わいはどう変化した!? 

 

※本稿は2025年6月のものです 

文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部 

初出:『ベストカー』2025年7月26日号 

※中古相場は荻原文博氏調べ 

※2025年累計販売台数は1〜5月 

※主要諸元中のMはモーター 

 

 ●DATA 

・2025年累計販売/7636台 

・2022年式中古相場/約110万〜約244万円 

・主な変更履歴/2022年12月:価格改定2023年12月:90周年記念車(特別仕様)2024年5月:一部改良 

 

 ●デビュー時の印象 

 

 EVは1回の充電で走れる距離に限界があり、短距離移動用のセカンドカーに最適だ。サクラは軽自動車だから、日本のEV需要にハマって人気車となった。 

 

 ●現在の味&評価 

 

 2022年5月に発表された後、2024年5月に仕様変更を実施した。XとSにバックビューモニターとディスプレイ付き自動防眩ルームミラー、Gには助手席シートヒーターを加えている。 

 

 ただしサクラは、発売後の値上げも行った。発売時点で最上級のGは294万300円だったが、今は308万2200円だ。装備を充実させたものの、約14万円高い。 

 

 国から交付される補助金額は、発売時点では55万円、現在は57万4000円だが、トータルで考えるとサクラは発売当初よりも割高だ。 

 

 なお、軽乗用車のEVは、今のところサクラとeKクロスEVのみだから、走行性能などの評価は発売当初と変わらない。 

 

 ●日産 サクラ採点チェック(登場時→現在) 

・パワーユニット:7点→7点 

・ハンドリング:6点→6点 

・乗り心地:7点→7点 

・運転支援機能:6点→6点 

・コスパ:7点→5点 

★総評:美味しいが値上げがネック 

 

 

 
 

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