( 309741 )  2025/07/22 06:50:11  
00

 本来は備蓄米だった古古古米を流通させ、価格の安定を図っているニッポンのコメ市場。新米はどこに行ったのかという話題はさておき、古古古米と同時期登場にもかかわらず、新米並みに値上がったのが2022年登場の日産 アリアだ!! 

 

※本稿は2025年6月のものです 

文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部 

初出:『ベストカー』2025年7月26日号 

※中古相場は荻原文博氏調べ 

※2025年累計販売台数は1〜5月 

※主要諸元中のMはモーター 

 

 ●DATA 

・2025年累計販売/753台 

・2022年式中古相場/約285万〜約594万円 

・主な変更履歴/2024年3月:NISMO追加(6月発売)&最上級グレードのB9プレミアの追加 

 

 ●デビュー時の印象 

 

 2021年6月に特別仕様車のリミテッドを先行発売。その後は納期が遅れグレードの発売も限定的だった。それでも本格的なSUVスタイルのEVで注目された。 

 

 ●現在の味&評価 

 

 発売当初は購入可能なグレードが限られたが、2024年3月になると、B9 e-4ORCEプレミアなども含めて全グレードを買えるようになり、さらにNISMOも加わった。 

 

 アリアの先行発売は2021年だが、全グレードを選べるようになったのは最近だ。したがって改良は基本的に行われていない。 

 

 それでもB6・2WDは値上げされた。2021年11月の発表時の価格は539万円だったが、受注の停止期間を経て2024年3月に販売を再開した時は659万100円だ。 

 

 国が交付する補助金額は、2021年の時点では85万円、今は89万円だが、約120万円の値上げは大きい。アリアの機能に変化はなくても割高感が強まった。 

 

 ●日産 アリア採点チェック(登場時→現在) 

・パワーユニット:7点→7点 

・ハンドリング:8点→8点 

・乗り心地:6点→6点 

・運転支援機能:7点→7点 

・コスパ:5点→3点 

★総評:味より値上げが問題 

 

 

 
 

IMAGE