( 310171 )  2025/07/24 04:43:41  
00

日本維新の会から初当選した石平氏 

 

20日に投開票された参院選で、日本維新の会から比例で初当選した石平氏が22日、産経新聞の取材に応じ、かつて自ら中国籍から日本国籍に変更した経験をふまえて「日本に帰化した政治家は全員、出自を包み隠さず明らかにすべきだ」と語った。 

 

「もし帰化して日本国籍となり、さらに国会議員のような政治家、公職者となったのならば、どんな出自かを隠すことは許されない。帰化しているかどうかはその人の経歴の一環でもあり、立候補する時点で事前に公開しておくことは当然だ」 

 

石平氏は、こう語った。 

 

中国出身で、2007年に日本国籍に変更した。沖縄・尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域に連日、中国当局の船が確認されるなど、覇権主義的な姿勢をとる中国共産党政権への批判を続けてきた。日本の四季をこよなく愛す評論家としても知られる。 

 

取材では、日本の帰化を巡る諸制度の「甘さ」や「ゆるさ」も問題視した。「日本の帰化制度は、申請時に思想や信条を一切、問うことがない。これはおかしい。外国人が日本人へと帰化する場合に、日本に対しどれだけの愛着があるのか、忠誠心を誓うような場や儀式もない。これは米国とは違う。こうした日本の帰化制度は根本的に改め、厳格化すべきだ」と訴えた。 

 

■「本気で日本を愛し続けているか」 

 

「日本に帰化してからも本気で日本を愛し続けているかどうか、本性を現して『反日』的な行動をとったりはしていないのか、一定期間、監察することも必要だろう。そうした場合には帰化を取り消せる制度も絶対に設けるべきだ。国会議員としてぜひ、実現したい」と抱負を述べた。 

 

 

 
 

IMAGE