東京都新宿区で、売春の客待ちをしていた20歳の青柳美結容疑者を含む4人の女性が逮捕された。

彼女たちは売春防止法違反の疑いで、一般人に見せかけた私服警察官の取り締まりを回避するために、外国人や高齢の日本人男性を対象にしていたという。

大久保公園周辺では売春が社会問題化しており、観光客が増加し、トラブルや苦情も多発していた。

逮捕は5月から6月の間の路上での客待ちに関するものである。

（要約）

売春の客待ちをしたとして逮捕された青柳美結容疑者＝２２日、東京都新宿区 

　東京都新宿区立大久保公園周辺で売春の客待ちをしたとして、警視庁保安課は24日までに、売春防止法違反容疑で、無職青柳美結容疑者（20）＝同区西新宿＝ら20代の女4人を逮捕した。 

　いずれも容疑を認め、一般人を装う私服警察官の取り締まりを避けるため、「外国人や高齢の日本人男性のみを相手していた」などと話している。 

　大久保公園付近では売春の客待ちの女性が集まるなど社会問題となっている。興味本位で訪れる外国人観光客も増えており、翻訳アプリなどを使って女性と交渉する観光客もいるという。 

　同課によると、青柳容疑者らは警察対策として、外国人観光客を主に相手としたり、捜査員の顔写真や同公園周辺のパトロール状況をSNSで共有したりしていた。 

　4人については、客からの苦情が多く警察に寄せられていた。「ホテルで財布を盗まれた」「金を払ったのに行為をせず、仲間を呼ばれて脅された」と訴える客らからの110番は昨年10月～今年6月に約50件に上った。 

　逮捕容疑は5月14日～6月19日、新宿区歌舞伎町の路上で客待ちをした疑い。