( 310751 ) 2025/07/26 04:48:31 0 00 石破茂首相(2024年12月撮影)
自民党内の石破おろしは強まるばかりで、CBC・TBS系の「ゴゴスマ」も2025年7月24日放送で、政界の動きや今後の見通しを取り上げたが、コメンテーターの橋下徹氏(元大阪府知事)は「情けないのは、『じゃあ、俺がやる』とだれも手を上げないことだ」と一刀両断にした。
■「総裁選に出たようなエース級の人もね」と皮肉
小泉農水相、高市元政調会長、小林鷹之元経済安保相、自民党青年部、旧安倍派の若手議員らは、「石破やめろ」と気炎を上げているが、橋下氏は「(そこまで言うなら)中堅・若手に『ここで俺がやるんだ』と言ってほしいですよ。でも、石破さんが下りるまで、みんなじっと待っているわけ。(前回の)総裁選に出たようなエース級の人もね」と皮肉る。
「俺が出るといって負けたら、冷や飯を食わされるわけです。でも、それくらいのリスクを取って、『俺がやるから、みんな石破さんに退陣を迫ってくれ』というような、ファーストペンギンじゃないけど、最初に飛び込んでいく人間がね、自民党にいないことが、今の日本の政治の弱さの象徴でしょ。みんな黙ってるっちゅうのがね。情けないですよ。だれか出てよ!」といよいよヒートアップする。
橋下氏によると、国会議員には二つのタイプがいて、「死ぬまでやっていたい」か、やりたいことがあって、「あと4年かそこいらでやめてもいいからやる」か、のどちらかだという。「こういう本当に国の重大なピンチの時にこそ、手を挙げて、ダメモトでやればみんなの記憶に残る」のに、死ぬまでやりたいタイプばかりなのかと残念がった。
そして、最後に捨て台詞――。「仮にダメだったとしても、『ゴゴスマ』とかでコメンテーターで呼ばれるから......」
これには、石井亮次キャスターも「いや、いや、いや、いや。ゴゴスマっとかって、何かなれの果てみたいに言わないでくださいよ」と反論。スタジオ中が大笑いとなった。
(シニアエディター 関口一喜)
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