( 311306 )  2025/07/28 06:08:51  
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Bloomberg 

 

(ブルームバーグ): イスラエル外務省は26日遅く、パレスチナ自治区ガザにおける民間人の居住地域において、食料などの支援物資を住民に届けるために、軍事活動の「人道的一時停止」を実施すると発表した。 

 

イスラエル国防軍(IDF)によると、ガザの一部地域で現地時間午前10時から午後8時まで軍事活動を停止する。停止はIDFが活動していないアルマワシ、デイルアルバラ、ガザ市で開始され、追って通知があるまで毎日実施される。 

 

さらに支援物資を載せた車両の安全な通行を確保するため、午前6時から午後11時の間、安全と指定されたルートが恒常的に設けられる。 

 

IDFはまた、X(旧ツイッター)への投稿で、空からの支援物資投下も再開されると発表した。 

 

国連の世界食糧計画(WFP)は、ガザに住む210万人全員が深刻な食料不安に直面していると警告している。 

 

イスラエルは、特に子どもの間で飢餓による死亡報告が相次いでいるのは支援物資の不足によるものだとして、国連を非難している。また、国際社会からの批判も一層強まっている。 

 

一方、国連側はガザでの支援物資の供給について、イスラエル政府との調整が極めて困難だと訴えている。 

 

AP通信によると、イスラエルによる空爆と銃撃により、ガザでは25日夜から26日にかけて少なくとも53人が死亡した。パレスチナ当局によれば、犠牲者の多くは支援物資を求めていたところを攻撃されたという。 

 

原題:Israel Announces Humanitarian ‘Pause’ Amid Starvation Reports、Israel to Pause Military Ops in Parts of Gaza for 10 Hours Daily(抜粋) 

 

--取材協力:Fadwa Hodali. 

 

(c)2025 Bloomberg L.P. 

 

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