( 311321 )  2025/07/28 06:25:25  
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Photo: Adobe Stock 

 

 スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子) 

 

● メールの対応に追われて、気づけば1日が終わっている 

 

 「メールが来たらすぐ返信しないと失礼」「受信箱は空っぽにしておきたい」 

 

 そう思って、ひっきりなしにメールを開いていませんか? 

 

 Slackの通知も見ながら、DMも確認しながら、メールも1件ずつ処理していく。 

 でも、どれだけ返信しても、すぐにまた次のメールが届いてしまう。 

 

 そして、気づけばやりたかった仕事には、ほとんど手をつけられていない。 

 

 そんな状況を避けるために、元グーグル社員が実践していた効果的な方法があるといいます。では、どうすべきなのでしょうか。 

 

● 受信箱を空にするのは「週1回」 

 

 そこで元グーグル社員が実践していたのが、受信箱を空にするのは、「週に1回」という戦術です。 

 

戦術:受信箱を空にするのは「週1回」 

 受信箱を空にするのは週に1度と決めて、週の終わりまでに全部に目を通せればよしとしている。 

――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より 

 私たちは、メールを「今すぐ返すもの」と思いがちです。 

 でも、本当は多くのメールは「実はそんなに急ぎではない」ことが多いのです。 

 

 受信箱を空にするのは“週1回”にするだけで、メールが“気になって仕方ない存在”ではなくなります。 

 

● 信頼されるのは、返すべきときに、質の高い返信ができる人 

 

 「レスが遅れると信用を失うんじゃ…」 

 そんなふうに思っている人も多いかもしれません。 

 

 でも実際は、“返すべきときに、質の高い返信ができる人”のほうが信頼されるのです。 

 

 ・即レスだけど中身が浅い 

・即レスだけど別の確認を忘れている 

 

 そんな返信より、週に1回でも丁寧で的確な返信のほうが、長い目で見れば信頼につながります。 

 

 そうは言っても、「週に一回だけメールチェックするなんてできない」という人もいると思います。 

 

毎日、受信箱をざっと見て、本当に早急な対応が必要なメッセージを探してもいいが、返信するのはそれだけにする。友人や家族には、急な用件はショートメッセージか電話をくれるように頼んでおけばいい。 

――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より 

 そのときは、上記のように実践してみるのも手段のひとつです。 

 

● メールに支配される働き方をとっぱらう 

 

 「すぐ返さないと不安」 

「受信箱に未読があると落ち着かない」 

 

 そんな気持ちを利用して、メールはあなたの時間を奪っていきます。 

 

 だからこそ、週に1回だけ受信箱を空にすると決める。 

 ルールを変えるだけで、気持ちも働き方も、驚くほど変わっていきます。 

 

 (本記事は、ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー著『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに作成しました。) 

 

ダイヤモンド社書籍編集局 

 

 

 
 

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