( 311806 ) 2025/07/30 05:13:48 0 00 佐藤正久氏(2009年撮影)
20日投開票の参院選比例代表で落選した自民党の“ヒゲの隊長”佐藤正久前参院議員(64)が29日、BS日テレ「深層NEWS」(月~金曜後6・58)に出演し、石破茂首相(党総裁)の辞任を求め紛糾した28日の両院議員懇談会の様子を明かした。
大敗した参院選の総括で開かれた両院議員懇談会では石破首相が冒頭で「大変厳しい結果で、多くの議席を失った。深く、心からおわび申し上げる」と陳謝。しかし、旧安倍派、旧茂木派、麻生派の議員を中心に首相や森山裕幹事長ら執行部の責任を問う意見が噴出し、首相の続投について否定的な意見が続出した。首相は会終了後に報道陣の取材に応じ「(続投方針に)変わりはございません。果たすべき責任を果たしたい」と語った。
会では発言した7割以上の議員が首相の辞任を求め、「石破さんの続投を擁護する方は5~6人しかいなくて。40人弱が“けじめをつけて退陣”という声が多くて」と佐藤氏。集中砲火を浴びる首相の姿に「よく耐えられるな、かわいそうと同情を引くような感じ」にもなったという。
しかしそんな空気も最後に石破首相が発した言葉で一変したという。佐藤氏は「(石破首相が)最後に“聞いた意見を基に適切に判断してまいりたい”みたいな役人言葉が始まった。せっかくみんな同情しかけたのに、空気を最後の一言でぶち壊した」と明かし、「しかもその後のぶら下がり(取材)で“適切に判断してまいりたい”ではなくて、続投の意思に変わりはありませんと全否定しちゃった。そうすると(懇談会が)ガス抜きどころかガスが充満する感じになっている」と話した。
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