( 311811 ) 2025/07/30 05:19:02 0 00 西村康稔前経済産業相
自民党の西村康稔元経済産業相は29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。参院選の大敗で自民党内で退陣要求の声が強まる中、続投の意志を示している石破茂首相が終戦の日(8月15日)に「戦後80年談話」を発するかどうかについて、安倍晋三元首相の戦後70年談話で既に言及されているとして「不要」「無用な混乱を招く」との見解をつづった。
西村氏は29日未明(午前0時40分)に更新したXで「今日(※28日)の両院議員懇談会でも意見が出ました。」と切り出した。同氏は「戦後70年談話は、安倍晋三総理が、戦後に終止符を打つために、有識者による懇談会など様々な意見を踏まえながら丁寧に時間をかけてまとめられたものです。当時、そして今も、多くの国民によって支持されているものと理解しています。また70年談話には結びにおいて、戦後80年、90年、100年に向けて日本の国づくりの理想を語っており、そうした意味でもこれ以上のいわゆる戦後談話は不要と考えています。」とし、「無用な混乱を招くおそれもあります。」とも付け加えた。
西村氏が言及した28日の両院議員懇談会では、続投に意欲を示す首相に出席議員から批判が噴出し、党内対立が激化している。石破首相は同日、戦後80年に向けたメッセージを発するかどうかについて「80年は一つの区切りだ。今までの談話の積み重ねを踏まえながら、適切に判断することが大事だ」と述べた。29日、自民党は党本部で役員会と役員連絡会を開き、党の重要な意思決定機関である両院議員総会を近く開催することを決めた。石破首相は役員会後、「丁寧に真摯に、逃げずに説明することに尽きる」と語った。
西村氏は自民党の裏金問題の渦中にあった旧安倍派“5人衆の1人”。24年4月に「党員資格停止1年」の処分を受け、同年10月の衆院選は無所属で出馬して当選。今年4月に処分期間が満了して復党した。
(よろず~ニュース編集部)
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