( 312016 )  2025/07/31 03:36:45  
00

玉川徹氏(2019年撮影) 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は30日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。参院選大敗を受けて石破茂首相の引責辞任を求める落選議員が「石破政権へのNO」が突きつけられたと主張したことに対し「自民党にNOなんじゃないですか?」と、突き放すように指摘した。 

 

 この日、番組恒例のパネル企画コーナーには、参院選比例代表に立候補したが落選した、「ヒゲの隊長」こと自民党前参院議員の佐藤正久氏が生出演。選挙戦や自身も出席した28日の自民党両院議員懇談会の様子を振り返るとともに、石破首相は今後、責任を取って辞任すべきとの認識を示した。 

 

 一方、玉川氏は、続投の意思を明言している石破首相に対し、自民党内で拡大している「石破おろし」を念頭に「本当に引きずり下ろすことになったら、さらに(自民党の)支持率落ちるでしょうね。そう思いません?」と、佐藤氏に質問、これに佐藤氏は「支持率は下がると思います。一定程度、石破さんの続投指示族は自民党支持層にもありますから」と認めた上で「ただ、組織を立て直すという時にトップが責任を取らなくていいのかという部分がある。それは多くの組織にいえること。今回は民主主義の根幹である選挙で、国民が石破政権にNOを突きつけた」と発言した。 

 

 すると玉川氏はすかさず「石破政権にNOなんですかね。自民党にNOじゃないんですかね」と、直球指摘した。 

 

 佐藤氏が「議院内閣制で…」と説明を始めると、玉川氏が「理屈は分かっていますよ」と言葉を挟んだため、佐藤氏は「聞いてください」と制し、「(参院選で)与党で過半数と言う目標を総裁自ら引いて、その結果、達成できなかったということについて責任は取らないと、組織としてガバナンスはもたない」と説明を続けた。 

 

 「我々は、総理から給料をもらっているわけではない。信頼関係の中でトップが責任をとるから、我々はついていく部分はある。一定程度、組織のガバナンス、健全性を保つ意味でも(石破首相は)1回(総裁の座から)降りて、また必要があれば、総裁選に出られないわけではない。そこで自分の政策を訴えて、自民支持層、党員に説明し、支持を得ればまた総裁になれる」と、力説しながら持論を語った。 

 

 玉川氏は佐藤氏の主張をすべて聞いた上で、「お好きにすればいいと思う。僕も、自民党員じゃないんで」と、再び突き放したように語り、反論はせずに「でも、この流れを見ると、そういうことをやればやるほど自民党は支持を失いますよ、ということを言うだけの話です」と、述べた。 

 

 

 
 

IMAGE