( 312391 ) 2025/08/01 06:20:50 0 00 「みんなで大家さん」パンフレットなど
総額2000億円以上を集めた、不動産投資ファンドで顧客への配当にあたる分配金の支払いが遅延していることが、関係者への取材で分かりました。
大阪の不動産会社「都市綜研インベストファンド」は「みんなで大家さん」と呼ばれる賃貸物件へ出資した人に賃料の収入を分配する不動産ファンドを運営しています。
ファンドは2023年には2000億円以上の資金を集めていて、その主要プロジェクトが千葉県の成田空港近くで大規模な都市開発を行う「ゲートウェイ成田構想」でした。
しかし、関係者によりますと、このプロジェクトは工事が全く進まず、当初は2025年に開業予定でしたが、延期が続いていました。
その間にも出資者には年間7%の分配金が支払われていたことから、事業の継続が危ぶまれていました。
そうした中、31日に出資者に対して「7月末の支払いが遅延する」との通知が送られ、実際に支払いが行われていないということです。
「都市綜研インベストファンド」に不動産特定共同事業の認可を出し管轄している大阪府も、この事態を把握していて、会社側に状況の報告を求めています。
「都市綜研インベストファンド」は去年6月に「出資者への重要な説明を怠った」などとして、大阪府から業務停止命令を受けています。
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