( 313048 )  2025/08/03 08:03:08  
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静岡・伊東市 田久保真紀市長(7月31日):「私に与えられた使命、改めてその使命を、私の全身全霊を傾けて実現してまいりたい」 

 

 まさかの「続投宣言」でした。 

 

伊東市 田久保真紀市長(7月7日):「検察に上申を致しましたのち、必要な手続きを終えましたら、速やかに辞任を致したい」 

 

 7月7日には辞意を表明。7月中に辞職すると約束しましたが、市長のまま、7月最後の日を迎えました。 

 

伊東市 田久保真紀市長(7月31日):「私の経歴の一部につきまして、たくさんのご不安やご心配をおかけ致しましたこと本当に申し訳ございませんでした」 

 

 およそ9秒間、深々と頭を下げた田久保市長。そして…。 

 

伊東市 田久保真紀市長(7月31日):「偶然出会う市民の皆様の方々から声をかけられたことが、その中にはもちろん厳しいお声が多いのはそうなんですけれども、頑張ってほしい、負けないでほしい、最後までやり遂げる、そういった言葉の数々が多く含まれておりました。私の公約でもあります新図書館建設計画の中止、そして伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回という、これはもう私に与えられた使命、改めてその使命を私の全身全霊を傾けて実現してまいりたい」 

 

 何と、辞職を撤回。 

 

 “学歴詐称”疑惑については、「除籍」の事実を初めて知ったのは6月28日だと改めて主張しました。 

 

 一方、7月29日行われた百条委員会では市長の知人が次のように証言しています。 

 

田久保市長の学歴を知る知人(7月29日/百条委員会):「彼女がアルバイトに夢中になって大学には行かなくなったというような発言をしたことがありました。卒業はしていないけれども、(卒業式が)終わってからも飲み会には朝まで参加したというような発言を聞きました」 

 

 この証言に、田久保市長は…。 

 

伊東市 田久保真紀市長(7月7日):「まず(証言者が)どなたであるかの心当たりがはっきりといたしません。私としましては、そのような発言をしたという覚え、記憶の方は一切ございません」 

 

 また、大学卒業の根拠としていた“卒業証書”については、会見で実物が公開されることはありませんでした。会見は1時間で打ち切りに。 

 

 

 一夜明けた伊東市役所では。 

 

◆苦情の電話(1日/伊東市役所) 

 

電話対応 

「今後も公約を実現したいということでしたね…。そのあたりの(市長の)思惑というか考えは我々もわからない状況でして…」 

 

 朝から電話が殺到。1日までにおよそ4000件の苦情などが寄せられています。 

 

伊東市職員:「市長がこのままお続けになって、それが本当に市民のためになるのかどうかということは、ちょっと疑問でしかない」 

 

伊東市職員:「はやく辞めてもらいたい。これだけ市政の混乱を招いているので、早く辞めてもらいたい。(電話が鳴っていて)仕事にならない」 

 

伊東市民:「嘘をつく人が市長を、伊東市を任せることはできないと思いますので、私はやめていただきたいと思います」 

 

伊東市民:「全然だめですね、考え方が。結局一回辞めるって言ってたのに、また続投と。市民を馬鹿にしているじゃないですか」 

 

伊東市民:「大した問題じゃないと思うよ。だから、要は学歴だけでしょう。だから、本人のあとは意志と、あと周りが騒がないことだと思うよ」 

 

 この先、伊東市政はどうなっていくのでしょうか。 

 

伊東市議会 中島弘道議長(7月29日):「議会としては覚悟を決めなくてはいけないと思っている」 

 

Q:覚悟というのは不信任決議案か? 

A.「そうです。そちらを最後はやらなくてはいけないと思っている」 

 

 不信任決議案は、全議員の3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上が賛成すると可決します。その場合、市長が10日以内に議会を解散しなければ失職となります。関係者の間では、市長は市議会解散を選ぶのではとの見方が広がっています。 

 

 

 
 

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