( 313173 ) 2025/08/04 04:47:32 0 00 小林鷹之氏(2024年8月撮影)
「コバホーク」の異名で知られる自民党の小林鷹之元経済安全保障相(50)が3日配信のAbema「ABEMA的ニュースショー」に出演。石破茂首相による、終戦の日の談話発表について、私見を語った。
番組で小林氏は、自民党の参院選大敗について「スピード」「能動的な発信」が足りなかったことに加え、「政策が二転三転した」と3要因をあげた。
その後、元日本テレビ記者の政治ジャーナリスト青山和弘氏、今後の政治日程について解説。8日に開催される両院議員総会については「議決はできないので、総裁を辞めさせるというのは(なく)、これはまたガス抜きに終わっちゃう可能性が高い」と指摘した。また青山氏は、首相への取材の結果として「終戦の日」の15日を今後の最大のポイントと位置付け、石破首相が戦後80年の談話やコメントを出すことを模索していると伝えた。さらに「8月15日に出すのが難しいんだとすれば、9月2日の降伏文書調印の日に合わせて、もしくはその後でもいいから、何らかのメッセージを出したいと思っている」と首相の胸中を明かした。
これに対し小林氏は、石破首相による戦後80年談話について「私は出す必要は全くない、という立場なんですね」と断言。理由について「これは70年談話、安倍総理が出されて、あれが全て、だと思っていますので、基本的にはあれを踏襲していく。将来世代に対して、謝罪を続けるような宿命を負わせたくない、負わすべきではない。そういう未来志向で近隣諸国とも関係を築いていくのは、その通りだと思っています」と語った。
さらに「降伏文書調印の日」をメドとする案についても、小林氏は「先ほど、9月2日の話も出たんですけど、8月15日を超えて9月2日とかそういうところに出そうとすると、これはある意味、他の国を利することになると思っています」と指摘。「8月14日にポツダム宣言を受諾したという通知を連合国側に日本がした、15日に玉音放送があった、16日に日本軍を実際に停止をさせたわけです。その後に、旧ソ連がいろいろ攻め込んできたわけです。彼らとしては9月3日を正式な終戦の日としたい、となっていますので、8月15日を超えてそういう動きを仮にするとしたら、他国のプロバガンダに自分から乗っていくことになると思いますので、そういう意味でも、慎重に対応すべきだと思っています」と否定的にとらえた。青山氏が「つまりソ連軍の侵攻とかを認めるような形になると」と、質問をはさむと、小林氏も「なり得る、ということです」とうなずいた。
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