( 313338 )  2025/08/04 08:00:36  
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大阪府警本部 

 

大阪府警は8月3日、特別公務員暴行陵虐の容疑で男性警察官2人を逮捕したと発表しました。 

 

家宅捜索中に、捜査対象の男性に対し、殴打や平手打ち、髪の毛を引っ張るなどの暴行を加えた疑いが持たれています。 

 

大阪府警が8月3日、特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕したのは、府警刑事部捜査第4課の警部補・時長力容疑者(51)と、同じく第4課の巡査部長・阪口裕介容疑者(32)です。 

 

府警によりますと時長容疑者は、7月15日に大阪市西区のレンタルオフィスで、職業安定法違反事件をめぐる家宅捜索を行った際、捜査対象の男性1人(20代)に対し、▽顔面を平手で殴ったり、▽頭部を押さえつけて押し倒したりする暴行を加えた疑いが持たれています。 

 

また阪口容疑者は、その家宅捜索の際、同じ被害男性に対し、▽頭部や顔面を平手打ちしたり、▽頭髪をつかんで引っ張ったり、▽腹部を拳で殴ったりするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。 

 

当時、家宅捜索は20人以上の体制で行われ、時長容疑者は現場責任者、阪口容疑者は捜査員の1人でした。 

 

被害男性は職業安定法違反容疑でその後逮捕されましたが、弁護人との面会の際に「家宅捜索時に警察官から暴力を振るわれた」と申告。弁護人が府警に連絡したことから、事態が発覚したということです。 

 

捜索時に警察官の違法行為が認められたとして、被害男性はすでに釈放されています。 

 

調べに対し、時長容疑者は「男性の身体に触れたことは認めますが、殴打したという認識はありません」と容疑を否認。 

 

阪口容疑者は「その通り間違いありません」と容疑を認めているということです。 

 

大阪府警監察室は「犯罪を取り締まるべき警察官が逮捕され、誠に遺憾。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。 

 

 

 
 

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