( 313493 ) 2025/08/05 05:18:24 0 00 フジテレビ
政治ジャーナリスト田﨑史郎氏(75)が4日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に生出演。ガソリン暫定税率廃止に向けて与野党で実務者会議が1日からスタートし、自民党宮沢洋一税調会長がキーマンになると断言した。
現在1リットル当たり174円のガソリンは、仮に暫定税率が廃止されるとすると15円安くなって、同159円に下がるとみられている。暫定税率はオイルショックに伴うエネルギー価格の高騰と道路整備を進めるための財源確保の名目で一時的な増税措置として1974年に暫定税率が導入された。
田﨑氏は「50年前は道路をつくってほしいという声が強くて、特定財源というのをつくった。それで暫定税率が設けられた」と説明した。さらに「暫定税率がなくなると消費者にとってはいいんですけれども、国や地方の財源がなくなるわけですよ。1兆5000億円で道路をつくったり道路の補修をしたり、その財源がなくなったときにどうなるかを考えなくてはいけない」とも話した。
7月30日に与野党6党による暫定税率廃止に向けた合意がなされた。田﨑氏は「報道では野党側はすみやかにできるだけ早く今年度中に実現するってことばかり注目されているんですけれども、その前段に財源確保が入っている」と指摘して「財源確保が前提になっている。だから財源確保ができないと(廃止の)早期実現も難しい」と話した。
今月1日から与野党6党による実務者協議が週1回ペースで始まっている。野党の立憲、維新、国民の3党は政調会長が出席するが、自民は税調会長の宮沢洋一氏が参加となっている。田﨑氏は宮沢氏ををキーマンとしていて「税のエキスパートなんですよ。大蔵、財務省の官僚だった。税制にものすごいくわしくて、自民党で宮沢さんに太刀打ちできる人はいない。野党は政調会長が出てきていますから宮沢さんの論議にかなう方はいない」と断言して「宮沢さんの講義を受ける感じになるんじゃないか」と話した。
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