( 313803 )  2025/08/06 05:53:47  
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三井住友フィナンシャルグループの中島達社長を再現したアバター(同社提供) 

 

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は5日、中島達社長の発言を学習させた生成AI(人工知能)「AI―CEO」を7月から本格導入したと発表した。 

 

 傘下の三井住友銀行の国内行員約3万人を対象に、業務上の相談などで気軽に活用してもらい、AIの全社的な浸透を図る。 

 

 AI―CEOは、米オープンAIのモデルを使い、経営会議など社内外での中島氏の発言を1年分以上学習させた。チャット上で質問すると、中島氏らしい回答を得られるほか、企画や提案も経営者目線でブラッシュアップしてくれる。 

 

 音声でやりとりできる中島氏のアバター(分身)も開発中で、イベントなどで活用する。銀行員の知見やスキルを取り込んだ「AI上司」も今年度中に試行し、より幅広く業務に役立ててもらいたい考えだ。 

 

 他業界では、キリンホールディングスも7月から経営会議に「AI役員」を導入。AI活用を高度化させる動きが広がっている。  

 

 

 
 

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