( 314418 )  2025/08/08 06:34:40  
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お馴染みのお菓子やアイスの“プレミアムバージョン”が人気です。中には、定番の“6倍以上の価格”でも爆売れしている商品も。  

 

■定番より“価格6倍超”の「ルマンド」 

 

「ルマンド4000円くらい買った。ちょっと贅沢したいなって」 

「ルマンドのプレミアム。普段食べている物とどれくらい違うか、その差が楽しみ」 

 

お菓子メーカーのアンテナショップが揃う『東京おかしランド』(東京駅)で多くの人が手に取っていたのが、1974年に発売され今なお愛されるクレープクッキー、「ルマンド」(ブルボン)の“プレミアムバージョン”です。 

 

生地をワンランク上のカカオ香るチョコクリームで包んだ「ショコラベリールマンド」と、甘酸っぱいストロベリークリームで包んだ「ベリーベリールマンド」。 

どちらもフリーズドライの苺がトッピングされています。 

 

THE TIME,マーケティング部 西堀文部員: 

「ドライストロベリーが結構酸味があって、“甘さ控えめの大人なお菓子”」 

 

通常のルマンドは、12本入りで205円前後(想定小売価格)ですが、2種類を詰め合わせた「プレミアム ルマンドアソート」は8本で1280円です。 

 

■季節限定やクリーム3.5倍 

 

“プチ贅沢”な商品はスーパーにも並んでいます。 

 

ロッテの「ガーナ板チョコレート」(226円※想定小売価格)からは、春夏限定フレーバーのプレミアムバージョンが登場。 

 

シチリア産レモンを使用したショコラとブラックチョコレートを2層にした「プレミアムガーナ ショコラカレ<華やぐシチリアレモン>」(367円前後※想定小売価格)など、“贅沢風味のチョコ”が人気となっています。 

 

さらにお馴染みのチョコパイがプレミアムになった「生チョコパイ」は、通常のものと比べ“クリームの量が3.5倍”で、しっとり感もアップ。 

通常1個当たり70円ほどですが、生チョコパイは1個200円(想定小売価格)です。 

 

■「プチ贅沢お菓子」なぜ増加? 

 

お菓子が続々と「プチ贅沢な進化」を遂げている背景には何があるのでしょうか? 

 

 

『菓子食品新聞』河部久寛編集長: 

「非常に厳しい価格競争があり、“数が少なくともしっかり利益が取れる”プチ贅沢アイテムが求められてきた。高くしただけでは誰も買ってくれないので、それに見合う価値をしっかりと付加していく」 

 

■「コンビニ×有名店」の焼き菓子 

 

“付加価値”がついたプチ贅沢な商品の波は、コンビニにも。 

4月から登場した「3つ星ローソンプレミアム」のシリーズでは、焼き菓子も充実。 

 

有名和スイーツ専門店『和楽紅屋』とコラボした「キャラメルサンド<チョコレート>」(2枚・368円)は、サクサクのクッキーでキャラメル&チョコレートを挟み“贅沢したい日”の一品に。 

 

西堀文部員: 

「中のチョコレートと、キャラメルが層になっていて、舌触りが本当に滑らか。クッキーとめちゃくちゃ相性がいい」 

 

他にも、横浜馬車道のフランス菓子ブランド『ガトー・ド・ボワイヤージュ』とコラボしたベイクドケーキ「芳醇フロマージュ」(148円)や「濃厚ショコラ」(148円)など、プレミアムな焼き菓子が全7種類発売されています。 

 

■「牧場で食べているような」“プチ贅沢”アイス 

 

定番のアイス「エッセル スーパーカップ」(明治/200ml・183円)の“実質約2倍の価格”とプレミアムなのが、2024年に発売された「Dear Milk」(同/130ml・216円)です。 

 

西堀部員: 

「牧場で食べているようなアイスクリームで、ミルクの香りと味わいが深い」 

 

まさに、“ミルクの味わいにこだわった逸品”で、脱脂濃縮乳・クリーム・コンデンスミルクなどの北海道産の「乳製品のみが原料」となった、“市販品では国内初”のアイスクリームです。 

 

■「工場直送」“できたて”ポテチ 

 

期間限定のネット販売で、累計900万食売れるほど話題となっているのは、湖池屋の「工場直送便 ポテトチップス うすしお味」(1箱6袋入・1480円※送料別)。 

 

定番のポテトチップスが120円ほどなのに対し、1袋246円と2倍以上。 

その違いは、“鮮度”です。 

 

実は、ポテトチップスは出来立てが一番美味しく、甘みがあり香りも豊か。 

そこで、通常の商品が店頭に並ぶまで10日ほどかかるところ、「工場直送便」は“できたて”を味わってもらうため、完全受注生産で“3日以内に出荷”しています。 

 

西堀部員: 

「香りも“お芋感”がすごい。お芋の甘みと塩味のバランスが程よい味で、揚げたてのパリッとした食感とホクホク感が残っている」 

 

広がるプチ贅沢お菓子には、決してプチではないこだわりが詰まっていました。 

 

(THE TIME,2025年8月6日放送より) 

 

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