立憲民主党の野田代表は、9日に自民党が総裁選の前倒しを検討していることについて、早急に石破首相の進退問題を解決するよう求めた。長崎市での記者会見で、総裁選の決定に時間がかかり、政治の空白が生じる懸念を示し、またトランプ米政権の相互関税の影響に触れ、国益を損なわないよう政治の機能を求めた。(要約)
記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表=9日午前、長崎市
立憲民主党の野田佳彦代表は9日、自民党が総裁選の前倒しの検討を始めたことを巡り、早期に石破茂首相の進退問題に決着をつけるよう求めた。訪問先の長崎市で記者団に「(総裁選を)やるかやらないかにも時間がかかり、事実上の政治空白になる」と述べた。
トランプ米政権による「相互関税」発動を巡る混乱に触れ「国益を損なうことがどんどん起きている。きちんと政治が機能する努力をしてほしい」と苦言を呈した。