( 316198 )  2025/08/15 04:00:01  
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日テレNEWS NNN 

 

終戦の日を前にした14日、東京大空襲を指揮したアメリカ軍の司令官への叙勲は不適切だとして、市民団体が政府に対し叙勲の取り消しを求める要請書を手渡しました。 

 

アメリカ軍のカーチス・ルメイ氏は戦時中、日本に対する本土空襲の司令官として焼夷弾による無差別爆撃を指揮し、東京大空襲では10万人を超える死者が出ました。 

 

その一方で、ルメイ氏は戦後、「航空自衛隊の創設に貢献した」などとして、勲一等旭日大綬章を受章しています。 

 

市民団体は14日、ルメイ氏の叙勲は「国民感情として受け入れられない」として内閣府と推薦した外務省に対し叙勲の取り消しを求めました。 

 

沖縄戦戦没者の遺骨を探し続ける「ガマフヤー」具志堅隆松さん「多くの日本国民を虐殺したカーチス・ルメイに勲章を与えるということは、これは空襲の犠牲者に対する日本政府による冒とくですよ。これは撤回すべきです」 

 

これに対し、政府側は現時点での叙勲の取り消しは否定しながらも、東京大空襲については、「国際法が根ざしている人道主義には合致しない」との見解を示しました。 

 

 

 
 

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