( 317296 )  2025/08/19 04:22:08  
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ロックミュージシャンの世良公則(69)は、参院選で落選後、釧路湿原近くで進行中の大規模な太陽光発電所建設に懸念を表明した。

保護活動を行う「猛禽類医学研究所」の代表は、貴重な湿原が埋め立てられている状況を指摘し、工事によって影響を受ける生態系の問題を訴えた。

世良はこの見解を支持し、再生可能エネルギーのコストが国民に重くのしかかっていると警鐘を鳴らした。

また、他の著名人も同様の懸念を表明し、政治家たちの責任を問う声が上がっている。

(要約)

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世良公則(2025年撮影) 

 

 参院選大阪選挙区(改選数4)に無所属で立候補し、落選したロックミュージシャン世良公則(69)が18日、X(旧ツイッター)を更新。北海道にある日本最大の湿原「釧路湿原」付近で大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設が進められる現状を憂えた。 

 

 釧路市を拠点に希少猛禽類の保護活動などを行っている「猛禽類医学研究所」の齊藤慶輔代表は13日にXで、「環境省釧路湿原野生生物保護センターのすぐ横で進められているメガソーラー建設の様子」を撮影した動画を公開。「6000年以上かけて培われてきた貴重な湿原が大量の土砂により埋め立てられている。この場所は以前よりタンチョウのペアが生息していることがわかっていたが、事業者による工事前の現地調査は行われず、地元のNGO(以下の動画にも登場)にヒアリングを行い、『影響が無いとのお墨付きを得た』と言っている。しかしながら、工事現場のすぐ近くにヒナを連れたタンチョウの家族が連日確認されており、工事現場の近くに巣があったことは明白」と指摘した。 

 

 続けて「タンチョウ研究の第一人者である正富宏之先生は『タンチョウの生存(繁殖)には、巣だけでなく、餌を確保できる環境(縄張り・行動圏)全体が必須。』と問題視されている」と説明し、「一刻も早く工事を中断し、今年タンチョウがどこに営巣したかの把握や、同地で今後も繁殖し続けるための保全対策(中止を含め)を行政&政治主導で実施すべきだ」と訴えた。 

 

 世良は齊藤氏のポストを引用。「どこが地球環境に優しいのか もう取り返しのつかない状況」とメガソーラー建設に懸念を示し、「国民が電気料金の約13%毎月支払っている再エネ賦課金 それがこれらを支えている」と指摘した。 

 

 釧路湿原のメガソーラー建設問題をめぐっては、モデル冨永愛(42)が先月3日、Xで「なんで貴重な生態系のある釧路湿原にメガソーラー建設しなきゃならないのか誰か教えて欲しい」とポスト。また、アルピニストの野口健氏(51)も14日、自身のXで釧路湿原の現状を受け「これは本当に酷すぎる…。政治家たちは何をやっているのか。これを止められない様ならば政治家なんぞ「いらない」だろう。どれだけ裏で利権が動いているのかと穿った見方をしてしまう。釧路のこの凄まじく愚かなメガソーラー計画に限らず日本中で悲鳴が上がっている」とつづっていた。 

 

 

 
 

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