( 317601 )  2025/08/20 05:29:09  
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日産自動車は経営再建中で、追浜工場の生産終了に伴い、約2400人の従業員の転職支援を検討しています。

生産は九州の工場に移管予定ですが、全員が受け入れられるわけではありません。

経営側は異動先を九州の工場や他企業にし、セカンドキャリア支援の制度も考慮中です。

追浜工場は2027年度末に生産を終了する計画で、従業員の雇用問題が重要な焦点です。

労組は雇用を守る具体的な計画の提示を求めています。

(要約)

( 317603 )  2025/08/20 05:29:09  
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日産自動車追浜工場(2024年5月、神奈川県横須賀市で)=読売ヘリから撮影 

 

 経営再建中の日産自動車が、追浜(おっぱま)工場(神奈川県横須賀市)の生産終了に伴い、約2400人の従業員を対象に他企業への転職支援を検討していることが18日、分かった。追浜の生産は九州の自社グループ工場に移管・統合する方針だが、生産台数の縮小などで希望者全員の受け入れは難しい情勢だ。 

 

 経営幹部と労組による協議会が7月末に開かれ、生産終了に伴う対応を労組側に初めて示した。経営側は、従業員の異動先は九州の工場が中心になるとしつつ、「日産の他事業所や他企業への異動などが見込まれる」と説明。セカンドキャリア支援の制度を検討する考えも示した。引き続き地元での就業を希望するといった従業員を想定しているとみられる。 

 

 工場跡地の活用方法などの具体的な方向性を、経営側が9月末までに決めることも新たにわかった。 

 

 追浜工場は2027年度末で生産を終了する予定で、生産担当の従業員約2400人への対応が最大の焦点となっている。今後も臨時の労使協議会を開催し、議論を継続する方向で一致したものの、労組側は「追浜工場で働く全ての組合員の雇用と、勤務に関する具体的な計画を示すことが開催の条件」と反発している。 

 

 

 
 

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