( 317696 )  2025/08/20 07:08:28  
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北海道・斜里町の羅臼岳で、登山中の26歳男性がクマに襲われて死亡した事故について、駆除されたクマが男性を襲った個体であることがDNA鑑定で確認されました。

男性の死因は全身多発外傷による失血で、事故は8月14日に発生しました。

現場付近ではさらに3頭のクマが駆除され、母グマのDNAが男性の体毛と一致したため、襲ったクマと特定されました。

北海道ではクマによる人身事故が増えており、過去にも複数の死亡事故が報告されています。

(要約)

( 317698 )  2025/08/20 07:08:28  
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男性が襲われた羅臼岳(15日) 

 

 北海道・斜里町の羅臼岳で登山中の男性がクマに襲われ死亡した事故で、現場で駆除されたクマが男性を襲った個体であることがDNA鑑定で明らかになりました。 

 

 この事故は8月14日、東京都の26歳の会社員の男性が羅臼岳の標高550メートル付近でクマに襲われ、死亡したものです。死因は「全身多発外傷による失血」でした。 

 

 現場付近では15日に親子とみられる3頭のクマが駆除されていて、男性を襲った個体かどうかDNA鑑定が行われていました。 

 

 その結果、3頭のうち母グマの肝臓と、男性の衣服についていた体毛と唾液のDNAが一致したことがわかり、男性を襲い死亡させたクマと断定されました。 

 

斜里町の羅臼岳登山道口付近で目撃された3頭の親子グマ(8月4日撮影:視聴者) 

 

 北海道内ではクマによる人身事故が度々起きています(最近の死亡事故は以下の通り) 

 

 ■2023年5月 幌加内町の朱鞠内湖で、釣り人の54歳男性がクマに襲われ死亡。 

 

 ■2023年10月 福島町の大千軒岳で、1人で登山していた22歳の男子大学生がクマに襲われ死亡(男性を襲ったクマはその後、消防隊員3人を襲うも、ナイフで返り討ちに遭い死ぬ) 

 

 ■2025年7月 福島町で、52歳の新聞配達員の男性がクマに町中で襲われ死亡(DNA鑑定で2021年7月に福島町内で農作業中の77歳女性を襲い死亡させたクマと同一個体と判明) 

 

UHB 北海道文化放送 

 

 

 
 

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