( 317846 )  2025/08/21 05:01:59  
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日本保守党の百田尚樹党首が2025年8月19日、新型コロナウイルスのワクチンに関する自身の見解を発信した。

彼は、ワクチンを「巨大なロシアンルーレット」と呼ぶ北村晴男議員の動画を引用し、家族全員がワクチンを接種していない理由を「疑り深い性格」と説明。

日本におけるワクチン接種の進捗は、政府やメディアへの信頼、同調圧力が影響していると指摘した。

また、自衛業者としてワクチンを打たずに済んだが、組織に属する人には難しかった可能性があるとも述べた。

彼は、接種しなかった著名人の存在に対しても言及し、賛否両論が寄せられた。

議員の島田洋一は自身がワクチンを接種した理由を、勤めていた大学の方針や入国制限に基づくものであると述べた。

(要約)

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参院選で街頭演説する日本保守党の百田尚樹党首(写真:Pasya/アフロ) 

 

 日本保守党の百田尚樹党首が2025年8月19日、新型コロナウイルスのワクチンをめぐる持論をつづり、注目を集めている。 

 

■「疑り深い性格だっただけだ」 

 

 百田氏は19日、Xで拡散された同党の北村晴男衆院議員によるワクチンを「巨大なロシアンルーレット」に例えた動画を引用し、自身の思いをつづった。 

 

 北村氏はかつて公開していた動画で、ワクチンについて「国民・社会全体の公衆衛生を考えれば非常に効果があるわけなんですが」としつつ、新型コロナウイルスの場合は「これまでに行われていた予防接種に比べると、短時間で薬を作りましたね。そうすると、十分に安全性は検討されていなかった」と語っていた。 

 

 百田氏は「実は私も家族もワクチンを打ってない」と明かし、「その理由に深い意味はない。ただ、疑り深い性格だっただけだ」とした。 

 

 その上で、「ワクチンに関して妙だなと思うのは、日頃、政府やメディアの言うことを信じない人たちが、ワクチンに関してだけはものすごく素直になって我先にと打ったことだ。お陰で世界一の接種国となった」としている。 

 

 接種が進んだ理由については「メディア、特にテレビの言うことを信じやすい日本人的な性格に加えて、日本社会独特の同調圧力もあった」とし、「私は自営業者だったから打たずに済んだが、会社とか組織にいた人はそういうわけにもいかなかったのだろうな...」とポツリ。 

 

 「その利権の裏で笑っている奴らがいると思うと、マジで許せない! という気になる」ともつづった。 

 

 ワクチンを接種しなかった著名人らの名前を挙げ、「頭の悪い人、一人もいないね」とした一般ユーザーによる投稿には、「いや、皆、捻くれ者なんじゃないの」と反応している。 

 

 百田氏の投稿には、「実際は副反応のリスク取って接種した人達の免疫にただ乗りしただけでは。(健康上の理由とかで打てないなら仕方ないけど)」「全員が同じ飛行機に乗ったらリスクあるから 天邪鬼がいることには価値があるかも」など賛否の声が寄せられた。 

 

 同党の島田洋一氏は百田氏の投稿を引用し、「私は当該ワクチンを2度打った」と明かした。 

 

 ワクチン接種を受けた理由については、「1度目は、当時勤めていた大学が、打たないと授業をさせないとの方針を取ったため。2度目は、韓国視察旅行に当たって同国政府が、一定期間内にワクチン接種した証明書を持たないと入国させないという措置を取ったため」と説明し、「やむを得なかったとはいえ、肩身が狭い」としている。 

 

 

 
 

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