( 318121 )  2025/08/22 05:15:51  
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伊東市の田久保真紀市長は、学歴詐称疑惑の中、メガソーラー問題に関する自身の見解をSNSで発信した。

彼は、卒業証書の提供を求める市議会の要請を拒否しつつ、辞任を持ちかけた後に続投する意向を示した。

メガソーラー計画については、工事が止まっているがまだ事業は続いているとし、前市長が事業者と確約書を結んでいたと主張した。

しかし、SNSでは支持の声もあれば厳しい批判も集まっており、田久保市長の発言が論点ずらしとして受け止められるなど、信任を得るのは困難な状況である。

 

 

(要約)

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伊東市の田久保真紀市長(伊東市のウェブサイトより) 

 

 学歴詐称疑惑が問題となっている静岡市伊東市の田久保真紀市長が2025年8月20日、Xでメガソーラー問題をめぐる持論を発信した。 

 

■「改革への道はまだ本当に始まったばかり」 

 

 田久保氏をめぐっては、市の広報誌に平成4年(1993年)に東洋大学法学部を卒業したと記載していたが、卒業していないとする投書が市議会に寄せられたとして問題になった。その後、田久保氏は大学を除籍となっていたことが明らかになった。 

 

 市議会ではこの問題に関し百条委員会を設置し、田久保氏が「卒業証書」だとしているものの提出を求めたが、田久保氏はこれを拒否する状況が続いている。 

 

 田久保氏は7月中に辞任し出直し選挙に臨む姿勢を明らかにしていたものの、7月31日にこれを撤回。「改革への道はまだ本当に始まったばかり」などとして、続投の意思を明らかにしていた。 

 

 このとき続投の理由として挙げたのが、伊豆高原での「メガソーラー計画」の白紙撤回実現をめぐる主張だ。 

 

 8月20日の投稿では、「工事は止まっていますが、事業そのものは無くなっていませんし、裁判も続いていて予断を許さない状況であることに変わりはありません」と改めてメガソーラー計画について言及。 

 

 「前市長は事業者と秘密裏に確約書を結んだ後、2023年の1月に宅造許可の変更申請を認めて事業を前進させています」と主張し、「 

 

 

 

」とのハッシュタグを添えた。21日には、「変更許可が下りたのは2022年の7月でした。訂正致します。2023年1月は私たちが前市長に抗議の為に面談した日でした」と追記している。 

 

 また、小野達也前市長と地元住民とのトラブルに言及し、「新たな許可に対しての取り消し請求裁判の期限は半年。本当に奇跡のようなギリギリでこの事実が発見され、現在も住民による宅造法変更許可への取り消し裁判が続いています」などとつづった。 

 

 

 SNSでは、「ハッキリ言って東洋大学卒業したかどうかなんてどうでもいいから頑張ってソーラー事業者を締め出して下さい」など支持の声もある一方、厳しい声も相次いでいる。 

 

 田久保氏は16日の投稿で「今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいてその目的を明らかにしてきます」と意味深長な投稿を行っていた。 

 

 こうした背景から、今回のメガソーラーに関する投稿について「論点ずらし」「期待外れ」などとする声が上がった格好だ。 

 

「期待ハズレのまき砲 確かに事実を公開していると思うが、百条委員会が開かれた問題とは関係ないよね 話をあえてズラすことで時間稼ぎする戦略だろうか? 問題に対するガチンコの議論をあえて避けるやり方だ」 

  「メガソーラーは反対ということに関して素晴らしいです。ただ、自分の都合の悪いことは嘘をついて逃げ回る、論点がズレる、市長としてあるまじき姿ではありません」 

 

 

 
 

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