( 318988 )  2025/08/25 06:39:33  
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 厳しい暑さが続く中、エアコンの使い方にお悩みのドライバーは多いはず。「燃費がもったいないから設定温度をあげようかな」…その気持ちわかります。でも実は、温度を上げすぎたり下げすぎたりすると、かえって燃費が悪化するという罠も…! 

 

 文・ベストカーWeb編集部/写真・AdobeStock(トップ画像:Rattanakun@AdobeStock) 

 

 かつて「カルソニックカンセイ(現マレリ)」が2017年に発表した研究結果にあります。日本車の場合、25℃が最もエアコンの冷却&再加熱のバランスに優れ、燃費への影響を最小限に抑える"効率のいい温度設定"と明言しています。輸入車については、同様に22℃が最適値とされているんです。 

 

 エアコンが低温に設定されすぎると、コンプレッサーの稼働時間が長くなって燃費が悪化。一方、設定温度が高すぎても、一度冷やした空気を再び加熱するという非効率な動きになり、結果として燃費を圧迫してしまうわけです。 

 

 設定温度だけじゃなく、内気循環と外気導入の切り替えも燃費と快適性の両立には重要。車内温度を下げたい時は内気循環で効率的に冷やし、ただし30分に1回は外気導入に切り替えて換気を行うのがベストです。 

 

 これは酸素不足を防ぎ、眠気対策にもなる、まさに一石二鳥です。 

 

 またオートエアコンを賢く活用するのも手。自動で外気温や日射量を感知して調整してくれるので、手動よりも無駄なく運転できます。 

 

 暑いからといって温度を極端に下げるのはNG。ただし高すぎてもダメ。「25℃(日本車)」という数字は燃費と快適性の黄金バランス。エアコンの効率を最大限に引き出す操作を心がけて、快適で賢いカーライフを送りましょう! 

 

 

 
 

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