( 319106 )  2025/08/26 04:08:26  
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化学機械メーカー「大川原化工機」を巡るえん罪事件で、警視庁と検察の幹部が勾留中にがんが見つかり死亡した元顧問の遺族に謝罪しました。

この事件では、東京高裁が捜査の違法性を認め、東京都と国に賠償を命じる判決を確定させています。

謝罪の場では、元顧問の妻が苦悩の思いを語り、警視庁副総監も謝罪を行いましたが、遺族は依然として処分の再考を求めています。

(要約)

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化学機械メーカー「大川原化工機」をめぐるえん罪事件で、警視庁と検察の幹部が、勾留中にがんが見つかり死亡した元顧問の遺族に謝罪しました。 

 

「大川原化工機」のえん罪事件では、捜査の違法性を認め、東京都と国に賠償を命じた東京高裁判決が確定しています。 

 

警視庁と検察の幹部は先ほど、勾留中に胃がんが見つかり死亡した元顧問の相嶋静夫さん(当時72)の墓を訪れ、遺族に謝罪しました。 

 

相嶋さんの妻は、相嶋さんが勾留されていた拘置所の所長に宛てた手紙を紹介し、悔しさをにじませました。 

 

相嶋さんの妻 

「自分だったらどのように命を延ばしていく方法をとるか。教えてください。私はわからなかった」 

 

警視庁 鎌田徹郎 副総監 

「警視庁として、今回の相嶋静夫様に対する違法な捜査、逮捕を行ったことにつきまして、深くお詫びを申し上げます」 

 

警視庁は今月7日に当時の公安部の幹部が「実質的に捜査指揮をしていない状況だった」などとする検証結果を発表し、警視総監が謝罪していました。 

 

きょうの謝罪を受け、遺族側は「検証結果と処分結果を受け入れられない」などと話し、捜査の再検証と処分の再考を求めています。 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

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