( 319121 )  2025/08/26 04:25:59  
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元自民党副総裁の山崎拓氏が、石破茂首相に関するインタビューで意見を述べた。

山崎氏は、石破首相が現在の政権をあと2年間続け、2027年までその任期を全うするとの見通しを示した。

内閣支持率が上昇している一方で、批判的な声も依然として存在している。

石破首相が最も重視していることは「2027年問題」であり、台湾有事に備えた安全保障の強化だと語った。

しかし、ジャーナリストの後藤謙次氏は、政権の安定性に疑問を呈し、石破首相が今後の戦略を十分に考えていない可能性を指摘した。

(要約)

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石破茂首相 

 

 石破茂首相(68)の政治の師匠である元自民党副総裁の山崎拓氏(88)のインタビューが21日放送のBS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)で放送された。山崎氏は石破政権が「あと2年続く」と見通しを語り、首相が“一番やりたいこと”に言及した。 

 

 参院選大敗を受けた党内の“石破降ろし”の動きにも「私はそんなに心配してない。大きな塊となって力になっているわけではない」と分析する山崎氏。今後について「多分、あと2年間やってその時に誰にバトンタッチするかということを考えると思います」と話し、2027年9月末の党総裁任期いっぱいまで政権は続くとの見通しを示した。 

 

 報道各社の世論調査では内閣支持率が上向き、「辞任は必要ない」とする声も拡大しているものの、批判的な声は党内に根強くある。そんな中でも政権を続けて石破首相がやりたいことを聞かれると、山崎氏は「2027年問題だと思います」と返答。 

 

 「台湾有事が最も可能性が高まるのは2027年と言われている。そういう事態になれば日本は巻き添えを食うので、日本の平和と安全が損なわれるということになるから、それを何としても阻止したいというのが石破政権の本当の思惑ですから」と語った。 

 

 首相の“指南役”といわれる山崎氏の発言だが、番組に出演したジャーナリストの後藤謙次氏は「なかなか厳しいんじゃないか。石破さんの意欲がそこまであるのかどうか、まだそこははっきりしない。連立をきちっと組んだ政権の体制ができないと、今年いっぱいですら危うい状況」と“あと2年”には否定的。「石破さん自身も今年の臨時国会ぐらいまでは考えているかもしれないが、そこから先の戦術、戦略となるとそこまで考えは至っていない」と私見を述べた。 

 

 

 
 

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