( 319468 )  2025/08/27 05:57:23  
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ジンギスカン店じわり増加 ヘルシー志向で女性にも人気 「臭み」克服へ鮮度も向上 

 

 ジンギスカンの店がじわりじわりとその数を増やしています。これまで敬遠気味だった女性客の間でも人気が高まっています。 

 

 居酒屋チェーンの一家ダイニングプロジェクトが手掛けるジンギスカン専門店「ラムちゃん」。首都圏を中心に15店舗ありますが、2030年までに全国で3倍以上の50店舗まで増やしていく計画を立てたといいます。 

 

 ほかにも、焼肉坂井ホールディングスの「ヤマダモンゴル」も2028年までに3倍の15店舗に増やす予定で、羊の肉を扱う店が続々と増えています。 

 

 なぜ今、人気を集めているのでしょうか? 

 

ジンギスカンを注文した客 

「ジンギスカンは脂肪が少なくて健康。低脂肪の高タンパクなので、体作りでいいかなと」 

 

ジンギスカンを注文した客 

「脂が落ちている感じがあるので、普通の焼肉よりは」 

 

大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん 

事業責任者 河島義矩氏 

「ヘルシーで高タンパクで、何より赤みが強いお肉なので。余計な脂を取らなくて済むといった部分では、とてもヘルシーなイメージがある。最初は8:2くらいの(男女)割合だったんですが、今は7:3くらいまで年々、女性の来店も増えている」 

 

 現在、日本で流通している羊の肉は99%が輸入で、その多くがオーストラリア産です。輸入量は増加傾向にあり、2024年には1万6150トンと、ここ10年では最多を記録しました。 

 

河島氏 

「焼肉はどうしても食べた後、少し重さを感じるというか。そういう意味では、ジンギスカンは食べ終わった後に胃もたれしない」 

 

 店舗数の多い焼肉店と違い、出店する地域に競合他社が少なく、個性を生かせるのも各社が参入する理由の一つです。 

 

 一方で、羊の肉といえば「臭み」を理由に敬遠していた人も多いようですが、その弱点も克服されつつあるようです。保存技術が向上し、餌(えさ)を変えて臭みを少なくした羊の肉が入手できるようになったといいます。 

 

河島氏 

「魚と同じくらい鮮度が命といわれるくらい、言い方を変えるとクセの出やすいお肉。輸送・輸入、そういった工場でのいろんな技術が上がりまして、すごく鮮度のいい、品質の高いお肉が国内に入ってくるようになってきました。ジンギスカンというマーケットがもっと広がっていける可能性がすごくある」 

 

(「グッド!モーニング」2025年8月26日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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