( 319513 ) 2025/08/27 06:41:46 0 00 財務省
財務省は2026年度予算の概算要求で、借金である国債の償還や利払いに充てる「国債費」を32兆3865億円とする方針を固めた。利払い費が膨らむことで、要求段階で過去最大だった22年度予算の金額(30兆2362億円)を上回る見通しだ。
国債費のうち、利払い費は25年度当初予算比24・0%増の13兆435億円、満期を迎えた国債の元本償還にあてる債務償還費は9・3%増の19兆3104億円とする。
長期金利の想定については、財務省は25年度当初予算より0・6ポイント高い年2・6%とする方針だ。長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りは現在、1・6%台前半と約17年ぶりの高水準で推移しており、財務省は金利の急上昇に備えて高めの水準に設定する。
各省庁が8月末に財務省に要求する26年度一般会計の概算要求総額は、防衛費の増強や、物価上昇対応などで、過去最大だった25年度概算要求の117兆6059億円を超える見通しとなっている。
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