厚生労働省によれば、2023年度の介護給付費は前年度比3.0%増の10兆8263億円となり、過去最高を記録した。これは高齢化の進展により、介護保険制度が開始された2000年度の約3倍にあたる。また、介護や支援が必要と認定された人数は、23年度末時点で708万人に達し、過去最多となった。65歳以上の高齢者1人当たりの給付費は30万2千円で、2.9%の増加が見られた。(要約)
厚労省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関
介護サービスの利用者負担を除いた2023年度の介護給付費は、前年度比3.0%増の10兆8263億円となり、過去最高を更新した。高齢化が進み、介護保険制度が始まった00年度の約3倍に当たる。介護や支援が必要と認定を受けた人は、23年度末時点で前年度末から2.0%増の708万人で過去最多だった。厚生労働省が28日発表した。
65歳以上の高齢者1人当たりの給付費は、2.9%増の30万2千円だった。