( 320718 )  2025/09/01 04:02:05  
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小泉進次郎氏 

 

 小泉進次郎農相(44)が31日、NHK「日曜討論」(日曜前9・00)に出演し、外国産米の輸入が急増している現状を受け私見を述べた。 

 

 政府はミニマムアクセス(最低輸入量)で年約77万トンのコメを無関税で受け入れているが、この枠外での輸入が急増。7月の民間輸入量は2万6349トンとなった。小泉氏は「もっとも心配しているのは海外からの輸入が恐ろしいほど増えている」と危機感を示し、「昨年と比べた時に全体でいえば300倍、アメリカのおコメだけを見れば何と2000倍。これだけ増えてます」と説明した。 

 

 「高い関税を払ってでも、国産米の方が高いから。政府が介入しない貿易の中で、完全に枠外の民間貿易の中で300倍と2000倍です」と民間輸入の現状に触れ、「中食と外食の中にどんどん外国のコメが入っていて我々が意識しない中で国産米のマーケットシェアが落ちている。これを絶対に食い止めなければならないので、価格の安定化が必要だということで備蓄米を投入している」と備蓄米放出へ理解を求めた。 

 

 国産米の価格高騰が続けば、中食や外食産業は「おのずと選択肢は外国の安いおコメになる。日本の農家が売り先を減らしていく」と指摘。それを招かないためにコスト削減や競争力強化に取り組む国内の農家の後押しなど、政府の支援が「絶対に必要だと思っている」と述べた。 

 

 

 
 

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