( 320763 ) 2025/09/01 04:52:13 0 00 稲田朋美氏(2013年撮影)
自民党の稲田朋美元防衛相(66)が31日放送のBSテレ東「日曜サロン」(日曜前9・30)に出演。参院選大敗の理由は「執行部と石破茂首相だけの問題ではない」とし、「人気者に表紙を変えたら支持が戻るということではない」と私見を述べた。
「一番大きなことは自民党らしさ、自民党が何であるのかが国民の皆さんに分からなくなってきた。政策、政治姿勢、さらに政治とカネのけじめがついていないと思われた結果だと思う」と敗因を分析。
一方で国民民主党、参政党が支持を拡大し躍進した理由については「はっきり何をやるかっていうことを明確に打ち出した」と指摘し、「それに対して老舗の政党は政策について“こうやる”と打ち出すことができなかった」と話した。
物価高対策として野党が掲げた消費税減税に対して与党は2万円の現金給付をアピールしたが、「減税対給付という構図にしたことでもうすでに負けている」とバッサリ。収まらない物価高で国民の間の格差が広がっていると指摘し「のべつ幕なしに配るんじゃなくて、困っているところにもっと手厚く、見えてない格差を埋めることをやる(のが必要)」と低所得層に絞った支援の必要性を訴えた。「今の社会保障、国民皆保険制度を維持する」ために消費税減税には「反対」だとした。
参院選の結果を巡り「今の執行部と石破総裁だけの問題ではなくもっと根深い。人気者に表紙を変えたら支持が戻るということではない」と指摘。「自民党はどんな政党なのかということを取り戻さない限り、それに立ち戻って政策を…消費税、おコメの問題、夫婦の氏の問題もそうですが、そこに結論を出さないと。野党はみんな結論出しているのに、自民党は結論を出さずに曖昧にしてきたことで信頼を失っている」と語った。
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