農林水産省は8月18～24日に販売されたコメの価格が5キロ・グラムあたり3776円で、前週より28円安くなったと発表。

これは3週ぶりの値下がりだが、前年同期比では約4割高い。

備蓄米を含む「ブレンド米」が10円安い3159円に対し、新米の「銘柄米」は4円高い4272円となり、3週連続で上昇。

政府の備蓄米販売期限も9月以降に延長した。

農水省は安定供給と価格の実現を目指すと述べた。

（要約）

店頭に並ぶ備蓄米 

　農林水産省は１日、全国のスーパーで８月１８～２４日に販売されたコメ５キロ・グラムあたりの平均価格が前週より２８円安い３７７６円だったと発表した。３週ぶりに値下がりしたが、前年同期と比べ約４割高い高値が続いている。 

（写真：読売新聞） 

　平均価格は、全国約１０００店の販売データを基に算出した。備蓄米を含む「ブレンド米」が１０円安い３１５９円と２週連続で値下がりし、全体の価格低下につながった。新米を含む「銘柄米」は４円高い４２７２円で、３週連続の上昇となった。 

　一方、農水省は引き渡しが遅れている政府備蓄米について、８月末だった販売期限を延長し、９月以降も販売できるようにした。小泉農相は１日、記者団に対し、「コメの安定供給と安定価格の実現をもって軟着陸させる歩みを続けていきたい」と述べた。