自民党の小野寺五典政調会長が2日の両院議員総会後に、参院選大敗の責任を取って石破茂首相に辞任を申し出たことを発表。また、鈴木俊一総務会長も辞任の意向を示した。党三役全員が辞任意向を表明したため、他の幹部も辞任に追随する可能性が高く、石破首相は党内で厳しい状況に立たされています。(要約)
自民党の役員会に臨む石破茂首相(中央)や役員ら=2日午前、党本部(春名中撮影)
自民党の小野寺五典政調会長は2日の党両院議員総会後、記者団の取材に応じ、参院選大敗の責任を取って石破茂首相(党総裁)に辞任を申し出たと明らかにした。鈴木俊一総務会長も辞任する意向を伝えた。
森山裕幹事長を含め党三役と呼ばれる党の最高幹部が全員辞任の意向を表明したことで、他の幹部も追随する可能性がある。「石破降ろし」の動きが強まる中、党内基盤の弱い首相は窮地に立たされる。