( 321468 )  2025/09/03 07:16:55  
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日テレNEWS NNN 

 

サントリーホールディングスの新浪剛史前会長が、麻薬取締法違反の疑いで家宅捜索を受けていたことがわかりました。2日、新浪氏の「会長辞任」が発表されましたが、経済界のトップランナーにかけられた疑惑に影響が広がりそうです。これまで分かっている経緯について整理します。 

 

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先月21日の深夜、新浪氏から「サプリメントの件で疑義を受けている」と、サントリーホールディングスの執行役員に電話があったといいます。 

 

捜査関係者によると、その翌日の22日、福岡県警が麻薬取締法違反の疑いで、都内にある新浪氏の自宅に家宅捜索を行いました。その際、サプリメントについて、新浪氏は「適法な製品だと思っていた」「知人の女性が一方的に送りつけてきた」などと説明していたということです。また、家宅捜索では製品そのものは見つからず、簡易の尿検査も実施しましたが、陰性だったということです。 

 

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サントリーはその日のうちにリスク検討会議を開き、社長らに報告。26日に行われた臨時取締役会では、新浪氏から「疑義にあたるようなものではない」などといった説明があったということですが、28日、サントリーは新浪氏に辞任を求めることを決定しました。 

 

これを受けて、9月1日、新浪氏は「一身上の理由により、役職を辞任したい」という申し出を行い、これが受理されました。 

 

9月3日は、新浪氏が代表幹事をつとめる「経済同友会」の定例会見が行われる予定です。ある関係者によると、新浪氏は「会見で自らの進退について話す」としていて、別の関係者からは「サントリーでの役職を辞めた場合は、代表幹事も辞めざるを得なくなるだろう」と指摘しています。 

 

どのような決断をするのか、注目されます。 

 

(9月2日放送『news zero』より) 

 

 

 
 

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