( 321593 ) 2025/09/04 04:47:41 0 00 田崎史郎氏
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が3日、TBS系「ひるおび」に出演。自民党両院議員総会で「評価がガタガタと落ちた」大物幹部の名前を挙げた。
番組では2日に開かれた自民党の両院議員総会について特集。総会で、石破茂首相は参院選での大敗について陳謝したうえで、自らの進退について「しかるべき時に決断する」などと述べたが、その時期など具体的には明らかにしなかった。
一方で、森山裕幹事長をはじめ、小野寺五典政調会長、鈴木俊一総務会長、木原誠二選対委員長の党4役が一斉に辞意を表明した。
MCの恵俊彰が「内情としては進退伺いがあったり、木原さんとか小野寺さんみたいに辞めますって人がいたり、ちょっと事情が違うんでしょ?」と幹部4人の温度差について質問。「森山さんの場合、進退伺いなんですね。進退伺いを辞書で引くと、失敗なんかしたときに自分が辞めるべきかいなかを上司に相談すると、上司に身柄を預けるという意味なんですよ。辞表提出とは違って」と述べ、木原、小野寺両氏は「辞表を提出」、鈴木氏は「辞意を伝えた」と説明した。
これまで森山氏の本音が読めなかったという田崎氏だが、「きのうの森山さんの言動を見ると、森山さんは一緒に残りたかったのかなあと」と分析。「進退伺いなんですよ。ボクはちょっと見苦しいなと思ったんですけど。森山さんに対する評価がガタガタと落ちてきましたよね、自民党の中で。森山さんが辞めてくれると思ってた人も少なくないわけですよ。自民党内の信頼厚かったんですけども、“森山さん辞めなかったんだね”と。“辞表じゃなくて、進退伺いだったんだね”と」と大きく信頼を失ったと語った。
昨年の衆院選では、「政治と金」の問題で有権者の不信を招く中、非公認の前議員の所属支部に2000万円支給したことが自民の大敗を招く要因と指摘された。2日の総会で、この問題について2人の議員が追及したことに言及。「それに対する森山さんの答えが『手続きに瑕疵(かし)はなかった』と木で鼻をくくったような答弁で。あれで大敗したっていうのが自民党議員の認識なんですけども、配ったとみられる森山さんはきのう、まともに答えなかったというのが自民党議員の受け止め方」とも話した。
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