( 321643 )  2025/09/04 05:44:39  
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田久保真紀・伊東市長(伊東市のウェブサイトより) 

 

 学歴詐称疑惑が問題となっている静岡県伊東市の田久保真紀市長が2025年9月3日、Xを更新した。 

 

■9月1日の定例市議会で不信任決議案可決 

 

 田久保氏をめぐっては、市の広報誌に平成4年(1993年)に東洋大学法学部を卒業したと記載していたが、卒業していないとする投書が市議会に寄せられたとして問題になった。その後、田久保氏は大学を除籍となっていたことが明らかになった。 

 

 市議会ではこの問題に関し百条委員会を設置し、田久保氏が「卒業証書」だとしているものの提出を求めたが、田久保氏はこれを拒否する状況が続いている。 

 

 田久保氏は7月中に辞任し出直し選挙に臨む姿勢を明らかにしていたものの、7月31日にこれを撤回。伊豆高原での「メガソーラー計画」の白紙撤回などを理由として、続投を表明した。 

 

 続投の意思を示している田久保氏だが、9月1日に開かれた定例市議会では不信任決議案が提出され、全会一致で可決された。 

 

 田久保氏は市議会後の取材に対し、「一度この内容を持ち帰りまして、中身の方を検討させていただきたい」などと語っていた。 

 

 こうしたなか、田久保氏は3日、8月26日以来約1週間ぶりにXを更新した。 

 

 「先日は伊豆の瞳、と呼ばれる一碧湖(いっぺきこ)の視察に担当課と訪れました」として、湖の景色や、湖のほとりに並んだスワンボートなどが写った写真を公開。 

 

 「森に囲まれた美しい湖はボート遊びや湖畔を一周できる遊歩道などが整備され伊東市でも人気の観光スポットです」と説明し、「近年、湖畔で進む開発行為と環境保全との共生が課題となりつつあります。先人が大切に守ってきた地域の財産を守り次世代へ引き継ぎ、観光資源として活かしていくための方策を積極的に講じて参ります」と決意をつづった。 

 

 地方自治法では、不信任決議案の可決後、市長は10日以内に議会の解散もしくは辞職・失職するかという判断を行う必要がある。しかし、投稿では進退に触れることはなかった。 

 

 田久保氏の投稿には、「利権団体や外圧に負けずに頑張って下さい! 八幡野にメガソーラーなんて作られたら本当に困ります」といった応援も寄せられた。 

 

 一方で、「つまり、市長を辞職せず議会を解散するって事ね。そう決めたのなら、早急に議会解散して下さい。市政が停滞してる事は市長はご存知ですよね?」「めちゃくちゃ騒がれてるのに全く無関係なポストだったのでニセアカかと思ったら本人アカでびっくりした」など、困惑の声も相次いでいる。 

 

 

 
 

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