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9月3日は「グミの日」で、2025年の上半期にグミの販売金額が665億円に達し、アメの661億円を上回った。

グミ市場は急成長しており、特に「ハード系」が人気で、2024年には前年比17%増の1138億円を見込んでいる。

多様な味や食感、手軽さが支持されており、子供だけでなく大人にも人気がある。

訪日外国人客のお土産需要も増加している。

市場アナリストは、気温の高い時期にグミが優位となる傾向があり、通年でグミがアメを上回る可能性が高いと指摘している。

(要約)

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コンビニのグミコーナー。色鮮やかな商品パッケージが並ぶ=東京都内で2025年8月26日、佐久間一輝撮影 

 

 9月3日は「グミの日」。調査会社インテージによると、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでのグミの販売金額は2025年1~6月に665億円で、アメ(661億円)を抜いた。通年でも初めてグミの販売金額がアメを上回る可能性が出てきた。 

 

 グミ市場は近年、急拡大している。かみ応えのある「ハード系」をけん引役に、販売金額は21年にガムを逆転した。24年は前年比17%増の1138億円と初めて1000億円を突破し、17年比で約2倍になった。 

 

 味や食感のバラエティーが豊富で、ガムのように吐き出す必要がなく、手軽なお菓子として需要が高い。リフレッシュや口直し、小腹を満たすといった目的で、子供に限らず、働く大人がコンビニなどで購入するケースも多い。インバウンド(訪日外国人客)のお土産ニーズも高まっている。 

 

 インテージの木地利光・市場アナリストは「アメはのどあめを中心に冬場に需要が高まるため、気温が高い時期にはグミが優位になりやすい。25年は、新型コロナウイルスなど感染症が落ち着いたことでのどあめの勢いが弱まった一方、グミの好調は続いており、4月以降はグミがアメを上回り続けている」と分析する。通年でもグミがアメを上回る公算が大きい。【佐久間一輝】 

 

 

 
 

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