( 321741 )  2025/09/04 07:34:05  
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3日の国債市場では、新発10年債の利回りが約17年ぶりの高水準となる1.640%に上昇した。

これは、自民党幹部の退任意向に伴う政治的不透明感が原因で国債が売られたことによる。

市場では、石破茂首相の退陣後に財政拡張的な政策が取られる懸念が広がり、日銀の追加利上げ観測も影響している。

また、アメリカの長期金利の上昇も日本国債の利回りを押し上げている。

'(要約)'

( 321743 )  2025/09/04 07:34:05  
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 3日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(379回債、表面利率1.5%)の利回りが夜間取引で上昇し、一時1.640%を付けた。リーマン・ショック前の2008年7月以来、約17年ぶりの高水準となった。自民党幹部が2日に退任意向を表明。政治情勢の不透明感の高まりから国債が売られ、金利が上がった。 

 

 市場では石破茂首相が退陣すれば、財政拡張的な政策を行う政権が誕生し、財政が悪化するとの懸念が広まっている。日銀が早期の追加利上げに踏み切るとの観測も根強く、このところ長期金利の上昇傾向が続いていた。米国の長期金利が上昇傾向にあることも、日本国債の利回りを押し上げた。 

 

 

 
 

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