岩屋毅外相は、JICAが国内4市をアフリカの「ホームタウン」と認定したことについて、SNSで「移民が増える」という誤情報が広まった問題に対し、外務省の初動の遅れを謝罪しました。また、外国人受け入れに対する国民の不安についても言及し、秩序ある共生社会の実現に向けての取り組みを強調しました。(要約)
岩屋毅外相=7月8日、外務省
岩屋毅外相は5日の記者会見で、国際協力機構(JICA)が国内4市をアフリカ各国の「ホームタウン」と認定した交流促進事業を巡り、SNSで「移民が増える」との誤情報が拡散した問題を受け、「(外務省の)初動が遅れたことはおわび申し上げたい」と述べた。
岩屋氏は、SNSなどで外国人受け入れを問題視する声が上がっていることについて「国民が不安や不公平を感じる状況が一部生じているのは承知している。外国人との秩序ある共生社会の実現に向けて、積極的役割を果たしたい」と強調した。