( 322101 )  2025/09/06 04:51:43  
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元自民党総務会長の笹川尭氏が、石破茂首相の現状について自らの思いを語った。

笹川氏は石破氏を弟分として面倒を見てきたことから、彼の選挙での連敗を心配していると述べた。

また、石破氏は党内で仲間が少なく、理論だけでは説得が難しいと指摘。

総裁選前倒しの可能性がある中、石破氏には立候補すべきだと励まし、政策での賛否を問うべきだと語った。

(要約)

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石破茂首相 

 

 元自民党総務会長で衆院議員を7期務めた笹川尭氏(89)が、5日放送のBS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)にVTR出演し、石破茂首相の置かれた現状について自身の思いを語った。 

 

 石破氏とは当選同期で、弟分のように面倒を見てきた間柄。参院選まで選挙3連敗で、総裁選前倒しも議論される中、「心配ですよ。朝から晩まで。隣同士の部屋で渡辺美智雄さんが“よろしく。面倒見てくれ”って言って、弟分でかわいがってきたんだもん。心配だよ」と率直な思いを打ち明けた。 

 

 党内野党と呼ばれ、党内に仲間が少ないと指摘される石破氏。笹川氏は「彼は理論と理屈で世の中が通ると思っているから。それじゃあ、人は口説けねえ。説得するということをしないと。“一緒に行こうよ。行きましょうよ”と言わせるのが総理」と、辛口エールを送った。 

 

 総裁選前倒しを求める意思確認の書面提出は8日に迫っている。政治そっちのけで続くお家騒動に、笹川氏は「あいつがいいとかこいつが悪いとか、そんな話とは違うんじゃないかなと」と疑問を口に。「石破君がやっている政権運営の中で、“これは間違っている”、“これはもっとこうした方がいい”という意見なら分かる。ただ責任取れ…自分に全く責任がないかのようだが、自由民主党の所属議員には全部責任がある」と、石破降ろしを声高に叫ぶ議員には苦言を呈した。 

 

 総裁選の前倒し実施が決まった場合の石破氏にも言及。「規則は規則として尊重して、あんたはあんたとして続投したいと言ったんだから、当然立候補すべき。これが結論よ」と、あらためて党内に信を問うため出馬すべきだとした。また「政策で負けたんじゃない。出ればいい。私はこのことをやりたいと、今まで通り。それで賛否を問えばいい。ダメだったらそれは仕方ない。民主主義だもん」と背中を押した。 

 

 

 
 

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