( 322121 )  2025/09/06 05:16:30  
00

参政党の神谷宗幣代表は、10月に行われる宮城県知事選に候補者を擁立する意向を示し、選挙の重要性を訴えた。

神谷氏は、自身のSNSで「生活インフラを外資に任せることや移民受け入れの推進に対抗するために、首長を続けられない事例を作る」との目的を述べ、宮城県民の意見を問う考えを示した。

この知事選では現職の村井嘉浩知事も6選を目指す意向を表明しており、両者の間に過去の対立がある。

今後、選挙に対する注目が集まっている。

 

 

(要約)

( 322123 )  2025/09/06 05:16:30  
00

参政党の神谷宗幣代表(2025年8月撮影) 

 

 参政党の神谷宗幣代表は5日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、任期満了に伴い行われる宮城県知事選(10月9日告示、同26日投開票)に候補者を擁立する考えを明らかにした。候補者擁立の意向など語った地元紙のインタビュー記事を引用し、「選挙で白黒つけましょう!」とつづり、別の投稿には「来週には応援する方を発表できると思います」として、近く候補者を公表すると明かした。 

 

 神谷氏は「宮城県知事選挙に我々が関わっていくことには、生活インフラを外資に任せたり、移民受け入れを進めようとしたら、首長は続けられないという事例をつくるという目的もあります。こうしたことが当たり前だという政治を変えましょう。国政ではだいぶ問題提起ができましたから次は地方です。まず、宮城県民のお考えを問いたいと考えています」と記した。 

 

 知事選をめぐっては現職の村井嘉浩知事が3日の県議会本会議で、6選を目指して立候補する考えを正式表明したばかりだが、村井知事と神谷氏をめぐっては、「因縁」がある。 

 

 県側は、7月の参院選期間中、神谷氏が仙台市での街頭演説で、県の水道事業に関して「外資に売った」という趣旨の主張をしたとして問題視。事実誤認だとして謝罪と訂正を神谷氏に求め、抗議文を出した。これに対し、神谷氏はSNSに発言の意図を記した上で、謝罪の必要はないとの認識を表明。村井知事は8月6日の会見で、公開での意見交換を神谷氏側に申し出たが断られたとして「逃げたということだ。非常にがっかりした」などと批判した経緯がある。 

 

 神谷氏のX発信を受けて、「宮城県知事選」は5日、インターネット上のトレンドワード入り。SNSには「面白くなってきた」「時が来ました!!」「宮城県民が何を求めているか民意を問いましょう!」「このままでは厳しいと思います」「知事本人と対談しなよ」など、さまざまなコメントが寄せられた。 

 

 参政党は7月の参院選で14議席を獲得して躍進。地方での勢力拡大に向けても地道な活動を続けている。 

 

 村井知事は2005年に初当選。全国知事会長を2023年から1期2年務めた。 

 

 宮城県知事選には村井知事のほか、宮城県角田市元職員の伊藤修人氏(33)、県議の遊佐美由紀氏(62)が立候補の意向を表明している。 

 

 

 
 

IMAGE