( 322353 ) 2025/09/07 04:29:17 0 00 麻生太郎氏(2025年1月撮影)
自民党の平将明デジタル相(58)が5日配信のABEMA報道番組「Abema Prime」に出演。自民党の麻生太郎最高顧問(84)が、石破茂首相の退陣に向け「総裁選前倒し」を求めたことについて、痛烈に皮肉を述べた。
平氏はコメンテーターの1人として番組出演。冒頭では、退陣圧力が強まる中、総裁選前倒しが決まる前に石破首相が衆議院を解散するとの可能性が報じられたことを取り上げた。このことを聞かれた平氏は「可能性としてというか、技術的にできないか、と言えば(解散は)できますが、解散権とか、それはアンタッチャブルなので、私一応、閣僚なので、ノーコメントということで」と述べるにとどめた。また、総裁選が前倒しとなった場合、石破首相が出馬したら応援するか、との問いには「(石破首相が)出るか出ないか分からないですけど、今、私は石破内閣の閣僚なので、何があっても総理を全力で支えるという立場」と強調した。
さらに、麻生氏が麻生派の研修会で前倒しを求めたことや、鈴木馨祐法相も前倒しを求める表明をしたことも聞かれた。コメンテーターとして出演する立場の平氏は「コメントしにくいニュースばっかり、たまたまぶつかってるんですが」と苦笑しながらも「閣僚(の立場を)を離れて…閣僚はまな板の鯉なので、それがいいか悪いかは言えませんが、イチ自民党議員として言えば、『自民党、出直そう』と言って派閥解消しましょうって、やったわけですよね。でも今、麻生派だけ残っていて、しかも合宿やって派閥の領袖が『オレは署名する』というのは、何かすごい“先祖返り”で、まだ派閥あったの? 合宿やってたの?というのが、感想と言えば感想です」と皮肉を込めた。
これらの批判を念頭に、カンニング竹山からは、自民党内部が「実際割れている状態なんでしょうか」と質問された。平氏は「私は『派閥は1回、更地にすべき』とずっと言い続けてるので、平がこう言うのは、そりゃそう言うよな、という話で」と説明。「一方で自民党って国民政党なので、いろんな考えの人がいるし、政策も右から左までいるし、だからと言って、じゃあつかみ合いのケンカになるかとか、政策の時『お前、あの時ああ言ったよな』というのはない。その都度その都度、議論してやるので、これを言ったからといって明日から麻生派の人が口を聞いてくれないとか…ご本人は分からない、口を聞いてくれないかもしれませんけど、そういうことはあまりないです」と語った。
竹山が「そういうことがメディアで言えるということが、いろんな人がいますよってことですよね」と納得すると、平氏は「まあ自由な、自由民主党ですよ」と補足した。
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