( 322511 )  2025/09/08 03:00:08  
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石破茂総理大臣は7日に記者会見を行い、自由民主党総裁および総理大臣を辞任する意向を正式に表明した。

参議院選挙での大敗後も続投への意欲を示していたが、選挙結果に対する責任を感じ、辞任を決断した。

彼は自らの政権下での米国との関税交渉の区切りが見えたことを辞任のタイミングとし、「後進に道を譲る決断をした」と述べた。

また、党と国民への感謝の意を表し、誠実な国会運営に努めてきたことを語った。

(要約)

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石破茂総理 

 

 石破茂総理大臣が7日、緊急の記者会見を行い辞任する意向を正式に表明した。         

 

 石破総理は7月の参議院選挙で大敗した後も総理の座に留まり、アメリカとの関税交渉や韓国、インドなどとの首脳会談を行うなど続投に強い意欲を示していた。石破総理は会見で「この度、私は自由民主党総裁の職を辞することにした。米国関税措置に関する交渉は、私どもの政権の責任において道筋をつける必要があると強く考えていたが、日米了解覚書の署名が行われ、米国大統領令も発出をされた。私としても1つの区切りがついたと感じることができた。選挙結果に対する責任は総裁たる私にある。米国関税措置に関する交渉に1つの区切りがついた今こそがその然るべきタイミング」と語った。 

 

 石破総理は昨年9月に行われた自民党総裁選で第28代総裁に選出。その後、内閣総理大臣に任命された。ただ、就任後まもなく行われた衆議院選挙で、自民党・公明党の連立与党が敗れ過半数割れする「少数与党」となると、今年7月の参議院選挙でも敗れ、衆参両院で過半数割れ。立て続けに2度の国政選挙で敗れたことに、党内からも責任を問う声が強まり、党の四役も相次いで辞意を表明。総裁選“前倒し”の決議は8日に行われる予定だったが、中止になった。 

 

 石破総理は、辞任表明にあたり「後進に道を譲る決断をした。新しい総裁が選ばれるまでの間、国民の皆様方に対して果たすべき責任を着実に果たし、新しい総裁、総理にその先を託したい」と述べた。また「少数与党であるにもかかわらず、約1年間ここまで務めることができたのは、自民党、そして友党・公明党の皆様、国民の皆様方のお支えがあったからこそ。心より深く感謝を申し上げる。誠にありがとうございました。私は、党派を超えた合意形成、熟議の国会にふさわしい真摯で誠実な国会審議に精一杯努めてまいりました」とも述べた。 

(ABEMA NEWS) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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