( 322648 )  2025/09/08 05:31:16  
00

石破茂首相(25年7月) 

 

 自民党の木原誠二選対委員長は7日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。8日に公表される自民党総裁選前倒しの是非をめぐり、もし前倒しになった場合、石破茂首相が衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの見方がある中、番組アンケートで解散に「理解できる」が45%と半数近かった結果について「正直、びっくりではあります」と驚きを隠さなかった 

 

 番組は放送中に、仮に石破首相が衆院解散を選択した場合について、「理解できる」が45%、「理解できない」が51%、「どちらともいえない」が4%(総数3万3354人)という結果が出たと発表した。首相の解散に半数近くが「理解できる」と答えた結果を踏まえ、レギュラーコメンテーターで大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は「(石破首相に)本当に政治的な体力があるなら、解散もありだと思うし、僕がその立場なら、やりますよ」と述べた。 

 

 キャスターを務める同局の松山俊行解説委員は「自民党の中では、さすがに解散は大義がないとか、ここで解散されたら自民党が終わってしまうという意見もあるが、この数字を見てどう思いますか?」と木原氏に質問。木原氏は「解散は総理の専権事項で、私はとやかく言うことではないんですが」と断った上で、「正直、『理解できる』という方がこれだけおられるということは、ものすごく正直な感想を言えば、びっくりではあります」と困惑を隠せなかった。 

 

 その上で「国民のみなさまの思いと若干ずれているところもあるのかもしれませんが、もう1つ大切なのは、自民党という組織もしっかりしないと、政治が回っていかないのも事実。国民という政治そのものと、政治を担う自民党の一体感を、どうバランスを取っていくのかが明日以降、求められていくと思う」と述べた。 

 

 木原氏は参院選大敗の責任を取り、すでに選対委員長の辞表を提出している。自身の総裁選前倒しに関する見解としては「私自身は(前倒しを求める書面の提出は)考えていない」と述べた。 

 

 

 
 

IMAGE